
テレクラを利用するにあたって、何よりも気になるのは、「はたしてテレクラに出会いがあるのかどうか」ということなのではないかと思います。
濃厚なテレフォンセックスのみを求めているというタイプであれば「出会い」というものは二の次になってきますから、このような疑問が芽生えることはありません。
しかし、ほとんどのテレクラユーザーは、心のどこかで「出会い」を求めているものです。
となると、「テレクラに出会いがあるのかどうか」ということは、テレクラユーザーにとっては死活問題といってもいい大問題であるわけです。
ここで、この質問に対して、「テレクラには『絶対に』出会いがある」などと即答できるのであれば良いのですが、テレクラにおいては、そのような断言で答えるのが非常に難しいと言わざるをえません。
しかし、逆に「テレクラでは『絶対に』出会いがない」などと言うことはできないのであって、こちらに関しては断言ができます。
つまるところ、テレクラには「絶対に出会える」というような「確証」はないが、しかし、「出会い」の可能性はわずかにある、と、そのように答えることが関の山といったところでしょう。
テレクラは賭博に似ている
ここで、この「出会い」へのわずかな可能性を前にしてテレクラを諦めてしまうか、その可能性にすべてを賭けるか、という二つの道が見えてくるわけです。
言ってしまえば、テレクラというのは、どこか賭博に似ているところがあります。
賭博の醍醐味とは、「勝負のゆくえがわからない」というところにあるのではないでしょうか。
勝つことがあらかじめわかっている賭博というものは、ギャンブラーの心を奮い立たせることがありません。
勝つかどうかわからないものに対しておのれの全てをベットする、そのベットしている時間の宙吊りこそが賭博の快楽であり、だからこそ、勝敗が決した瞬間に味わう感情も大きくなるのです。
テレクラというのも、出会えるという確証がないものに対して全身を投げ込むことができるかどうか、という、その宙吊りの時間を楽しむことが肝要なのかもしれません。
「出会いがあるのかどうかわからない」という予測不可能な部分に最大の魅力を感じたとき、テレクラという場所は強烈な楽しみと中毒性を提供してくれるのではないでしょうか。